ARCHITECT 2.0

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本展覧会は、フランス国立近代美術館(ポンピドゥー・センター)で2011年に開催された「ジャパン・アーキテクト展1945-2010」を契機に、同センター副館長フレデリック・ミゲルー氏が本展のために寄せたテキスト「日本的建築の来るべきアイデンティティ」をもとに建築表現と社会状況の関係を探ろうとした展覧会だった。ここでは、戦争によって日本の都市が灰燼と帰し、終戦を迎えた「1945年」、そこから復興し、高度経済成長の象徴的なイベントとなった大阪万国博覧会が開催された「1970年」、さらに「阪神大震災」や「オウム真理教事件」が起こり、「windows95」が発売され「インターネット元年」と呼ばれた「1995年」をターニングポイントとして捉え、情報インフラの拡大により新たな状況を獲得しつつある「1995年以後」の都市を描くためのコンセプトをWEB社会の建築表現のなかに探ることを通じて、現代日本建築のアイデンティティの所在について考え、戦後日本建築史を遡る契機とした。

Project Date: 2009.08.01

期間:2009.8.1 - 8.30
出展者:隈研吾+NTTファシリティーズ 古谷誠章 ヨコミゾマコト 日建設計 MVRDV+竹中工務店 中央アーキ+樋口兼一 伊庭野大輔+藤井亮介 徳山知永
TEAM ROUNDABOUT mashcomix 越澤太郎

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