2020年度 RFA 設計スタッフ募集

Update Date: 2020.03.10

2020年度の募集は終了しました。次回の募集は2021年1月頃の予定です。就職を検討される方は2020年8月のインターン等に参加することをお勧めします。
RFAについて
RFAは2005年に藤村龍至建築設計事務所として設立され、2016年に改称されました。東京都心および東京郊外をフィールドに住宅や店舗、集合住宅、オフィスビルなどを実現してきましたが、「鶴ヶ島太陽光発電所・環境教育施設」(2014)をきっかけに「さいたま市大宮駅前おもてなし公共施設(OM TERRACE)」(2017)など地域に根ざした公共性の高いプロジェクトを実現するようになり、近年は原発被災地である南相馬市の「小高パイオニアビレッジ」(2018)や福岡県小郡市の「すばる保育園」(2018)など全国各地へフィールドを広げ、保育所や幼稚園、福祉や教育関連施設、オフィスやコワーキング、ゲストハウス、集会施設などのほか、廃校再生による宿泊研修施設や空き家を活用した学生シェアハウスなど、多数のプロジェクトが動くようになりました。

何をめざしているか
私たちは2020年を「大都市」の時代の終わりと捉え、「超都市 Hyper Village」をキーワードに新しい時代の建築を実現したいと考えています。「都市」の時代(1920-1970)にはル・コルビュジエが、「大都市」の時代(1970-2020)にはレム・コールハースがそうした役割を果たしていました。コルビュジエが『建築をめざして』(1923)で「都市」の時代の建築の萌芽として位置付けたのは自動車や大型客船、小麦を保管する大型のサイロなどでした。コールハースが『錯乱のニューヨーク』(1978)で「大都市」の時代の建築像と位置付けたのは超高層やショッピングモールでした。今後、2045年くらいまでに完成し、2070年くらいにピークを迎えるであろう「超都市」のあり方を予測し、「超都市」の時代の建築を示すことが私たちのヴィジョンです。
私たちは近年、東京郊外の鶴ヶ島、大宮、白岡、鳩山、椿峰ではその後も積極的に介入を続けています。特に高齢化率50%を超え、超高齢化が進む鳩山ニュータウンの公共施設「鳩山町コミュニティマルシェ」の管理運営に関わり、学生シェアハウス「はとやまハウス」の設計のみならず管理運営を行なっているのは、大都市の周縁のエリアに「超都市」の成立の可能性を感じているからに他なりません。

RFA設計スタッフ募集
このたびRFAでは以上のような時代背景の理解のもとに、「『超都市』のあり方を予測し、『超都市』の時代の建築を示す」というヴィジョンの実現に向けて、下記の通り設計スタッフを募集します。

-1. 職種:建築設計・監理・まちづくり関連の調査等・若干名
-2. 対象:(A)建築・美術系大学等を卒業・修了した方
     (B)建築設計事務所で2年以上勤務した方
-3. 年齢・性別:不問
-4. 勤務形態:正社員
-5. 給与:額面約25万円(みなし残業代込み)以上で能力や働き方に応じて設定
-6. 手当:通勤手当・資格手当・残業手当
-7. 休日:土日祝休(完全週休2日制)
-8. 休暇:年末年始休暇・夏期休暇・有給休暇
-9. 保険:社会保険(健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険)完備
-10. 勤務地:東京都台東区上野桜木
-11. 勤務開始日:2020年4月1日(水)

めざす組織像・キャリアデザイン・仕事像について
RFAでは組織としての中長期目標を定めると同時に、スタッフにも何年在籍したいか、いつまでに何を学びたいか、など中長期的な目標を設定することを求めています。目標が明確であると、日々の業務で身につけなければならない事柄も自覚しやすくなり、組織としても強くなると考えます。
現在、RFAの従業員数は16名です。東京・上野のオフィスに9名(役員2名・経理広報各1名・設計室スタッフ5名)、2017年より東京郊外の鳩山ニュータウンで公共施設「鳩山町コミュニティマルシェ」の管理運営事業を始め、7名(スタッフ2名・パート5名)が在籍しています。
設計室スタッフの平均勤続年数は4-6年です。したがって、毎年ひとりずつスタッフを増やしていけば、ちょうど大学の研究室のように先輩から後輩へと、ほどよいペースで知識や技術を受け継いでいくことができます。いずれは組織としての力を引き上げていくためにも、より多様な人材の集まるチームにして、人数についても徐々に拡大していく必要があると思っていますが、当面はこのペースを維持して設計事務所としての基礎的な力を蓄えることが重要だと考えています。
RFAで受注する仕事は官公庁発注の公共施設や地域に貢献する姿勢を持った民間企業とのプロジェクトなど、できるだけ社会的に貢献度の高いものを優先しています。特定の企業の利益を優先するプロジェクトで発注者のペースに巻き込まれスタッフの生活のペースが乱れるようなことは、緊急度が高いものは別として、できるだけ避けたいと考えています。

採用スケジュールおよび申込先
エントリー
メールに「(1)氏名 (2)年齢・性別 (3)学歴 (4)職歴 (5)資格 (6)電話番号(携帯)」
を記入のうえ、件名を「スタッフ応募/氏名」とし、3/16(月)17:00まで
下記「申込み先」までご連絡下さい。後ほどこちらから調査票をお送りします。

書類選考(1次審査)
調査票(弊社書式履歴書)を添えて、指定日時までにメールで提出してください。
調査票を受理した場合、2〜3日以内に受理した旨をメールにて連絡差し上げます。
連絡がない場合は届いていない可能性がありますので、お手数ですがご連絡下さい。
ご質問等については、調査票受理についてのご連絡の際にメールにてお受けします。
1次書類審査の結果については、3/17(火)までにお知らせします。

面接(2次審査)
面接は3月中旬から下旬(3/18〜3/24)に行います。
時間・場所については、書類審査合格者に別途連絡します。
ポートフォリオなど履歴書と別に実績のわかる資料をご提示ください。
審査結果通知
審査結果は3/25(水)までに通知します。

上記は選考の目的以外には一切使用致しません。

申込み先:アール・エフ・エー 担当:武智
takechi(at)ryujifujimura.jp
*スパムメール対策のため@を(at)にしています。メールを送る時はお手数ですが(at)を@に変えてご使用下さい。なお、携帯アドレスからのご応募はご遠慮ください。

高い志を持った方とお会いできるのを楽しみにしています。

RFA設計スタッフによるテキスト
現在RFA設計室スタッフがRFAにどのように関わり、何をめざしているか、テキストにまとめました。

武智大祐(2011年入社/熊本大学大学院修了)
母校で藤村さんの講演があり遅くまで飲みながら議論してもらったとき、1つ質問すると10答えが返ってくる感じが面白く印象に残り、その後何度か会う機会がありました。大学院を出る頃東日本大震災が起こり、東に行かねばという気持ちのなか上京し、藤村事務所に飛び込みました。入社してまもなく「家の家」を担当し、言葉だけでなく寸法をとても大事にしていることが当時の私にとって魅力的で今でも学び続けています。
3年目に設計室長となり、担当だけでなく事務所全体のプロジェクトを見るようになりました。現場とのコミュニケーションが得意になり、徐々に現場での判断を任せてもらっています。この10年間で住宅から始まり、集合住宅、耐震改修、交流施設と、用途も規模もどんどん大きくなってきた頃、福岡の東峰村で廃校利活用のプロジェクトが始まり、「すばる保育園」など出身地である九州に通うことが増えてきました。今後、これまでの経験をもとに、事務所の組織も扱うプロジェクトもさらに大きくしていきたいと考えています。

佐藤芳和(2014年入社/工学院大学卒業)
学部1年生だった2009年に大学の友人に「面白い人がいる」と誘われて藤村さんが主催したイベント「LIVE ROUNDABOUT JOURNAL」に参加し、興味を持ちました。その後2年目の2010年にスタッフとして参加し、磯崎新さんや東浩紀さんなどとともに批評や美術など様々な分野を横断しながら議論の場を設計する姿に他の建築家にはない新鮮さを感じました。大学を卒業した後、就職を考えているタイミングで藤村事務所がスタッフを募集していることを知り、応募しました。
そのような経緯もあり入社後は書籍『批判的工学主義の建築』や展覧会「ちのかたち」など、メディア関係のプロジェクトも楽しんで担当することができました。建築を取りまく大きな文脈のなかで建築家の立ち位置を考えることができたのは大きな学びだと思っています。

福田宇啓 (2016年入社/明治大学大学院修了)
藤村さんは明治大学門脇研究室に所属していた時に合同ゼミ合宿(GDZ)で会うなどしていましたが、プロセスとセットで語られる作品群や学生を巻き込んだ活動を興味深く思うものの、特に接点はありませんでした。門脇研では部材の意味を自由に考えるとどんなことが起きるかなどを議論したり、門脇邸のボリュームスタディをしている時に「超線形設計プロセス論」の真似をしていたところ、門脇先生から「藤村くんの事務所スタッフ募集しているらしいよ」と聞き、入社することになりました。
入社後は最初に「OM TERRACE」を担当し、その後「つるがしま中央交流センター」「旧東海道沿いの店舗」と鉄骨造平屋建てのプロジェクトが続きました。藤村さんと議論をしながら意匠と構造を等価に考え1次部材と2次部材のヒエラルキーをなくすような建築を考え続けてきた結果、「旧東海道沿いの店舗」を見に来てくれた門脇先生に「ディテールがきれい」と言われたことが印象に残っています。2017年に藤村さんがUDCO(アーバンデザインセンター大宮)副センター長に着任した際に組織を横断して交流する機会をつくろうと合同フットサル(GDF)が始まり、コーチ役をするようになりました。

高橋慧 (2017年入社/東京藝術大学大学院修了)
大学院生の頃、RFAが設計事務所や土木コンサルチームを組んでとあるプロポーザルに取り組む際、「パースを描いて欲しい」と藤村さんに頼まれ、友人と提案書にパースを描く経験をしました。RFAが関係者と対話を繰り返しながら粘り強くプロジェクトをブラッシュアップさせていく姿勢に魅力を感じ、今後もプロポーザルに積極的に挑戦するつもりだと聞き、建築の絵を描く機会がたくさん有りそうだと思い入社を決めました。
初めて担当した「小高パイオニアヴィレッジ」で基本設計から監理までを経験した後、竣工時のオープニングセレモニーでクライアントやたくさんの人が絵で描いたように建物のなかで過ごしている光景を見て、自分が描いた空間がこれから何年も使われていくんだなということを改めて理解し、描く線の重みに気づかされたのが印象に残っています。
事務所で継続的に挑戦しているプロポーザルや行政の依頼で描くまちづくりのためのパースでは、ほぼ全てのパースやスケッチを担当しています。設計思想や空間をどうやって1枚の画面の中に表現していくのか、今も模索中です。

大平麻琴(2019年入社/東京藝術大学大学院修了)
私はもともと彫刻に興味があり、修士制作などでもそのようなプロジェクトに取り組んできました。もとより建築は造形そのものにポテンシャルがある芸術領域に属すると思いますが、隣接分野である彫刻や工芸の作品以上に社会性や批評が付きまとうものだと感じています。藤村さんの作品には設計プロセスや造形に対して真摯な言葉と説得力のある理論が寄り添い、建築の社会性や批評に応えていることに魅力を感じ、またその技術を吸収したいと思いRFAに入社しました。
入社後すぐに愛知県岡崎市の景観計画策定検討業務に携わり、実際にまちに住む人々の声を聴きながらかたちに起こす作業を体験し、やがて書店のプロジェクトでは立体的な什器のスタディを通じて空間体験を呼び起こすかたちを模索する機会を得ました。さらに藝大藤村研で茨城県笠間市からの依頼で道路空間のデザインをすることになった際には研究室の学生とともに公共彫刻を提案するプロジェクトを担当しました。今後も実務を通じて自らの関心を深めていきたいと思います。

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