ちのかたち 建築的思考のプロトタイプとその応用 藤村龍至展

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これまでの建築の延長で、新しい「ちのかたち」のあり方を模索するため、頭で考えたことと手で考えたことと計算で考えたことがもう少し等価に混ざったような、新しい空間のスタディの仕方を模索している。ここではまず3次元でスタディしたモデルをもとにダンボールをカットし、組み立てる2.7m立方のプロトタイプを設計した。実際に1/1のモックアップを制作してみると、全体が自立できるようにするためには2.7m四方の空間に柱が6本程度必要であることがわかった。コーヒーショップとして使えるようにカフェオーナーらと意見交換を行い、柱の連結方法を変化させて完成させた空間は、小さいが複数の空間が接続したり、切断したり、複雑なつながり方をしていた。この空間を「離散空間 C」と名付けた。

もっと軽量な構造体をつくるため、ダンボールでワッフル状に組み立てるのを止め、厚紙を利用した中空の構造体を作成し、「ちのかたち」の会場を構成したものを「離散空間 G」と名付けた。ここでは7台のモニターや模型類を展示する空間を構成するため、「離散空間 C」をもとにさらに大きな構造体をネットワークして、複雑なつながり方をした空間を設計し、制作した。パーソナルな空間とパブリックな空間の感覚が等価であるような、今後の公共空間のあり方を示唆する空間のモデルをつくろうとしている。

Project Date: 2018.09.30

写真: Nacása and Partners

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